[新宮保健所] 感染者数大幅増加、警戒を

 新型コロナウイルス感染症が第7波に突入し、全国的に新規感染者が急激に増加している。和歌山県でも21日には1日当たりの感染発表として過去最多となる1384人の感染を確認。新宮保健所管内でも26日、過去最多となる75人の感染が発表されており、感染拡大の波はしばらく続くと予想されている。

 多くの学校が夏休みに入り、人流の増えるお盆の時季を迎えるに当たり、新宮保健所では改めて感染対策の重要性や陽性・濃厚接触者となった際の対応などについて注意喚起。新型コロナワクチンの接種を呼びかけるとともに「現在、行動制限などは発令されていませんが、社会活動や飲食などさまざまな場面に感染のリスクがあることを意識して感染対策を心がけていただきますようご協力を」と話している。

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■基本的な感染対策徹底を
 オミクロン株「BA・5」への置き換わりが進んで感染力が非常に強まり、新宮保健所管内でも感染者が急増しており、保健所や医療機関の業務が逼迫(ひっぱく)しています。感染すると39度前後の高熱や咽頭痛、せきなどのつらい症状が出る場合も多く、高齢者や基礎疾患のある方に感染を広げないために、一人一人が感染防止対策(不織布マスクの着用、冷房中の換気、こまめな手洗いや手指消毒など)をしっかり行うことを心がけてください。

 喉の違和感や体調不良が出れば、できるだけ早くかかりつけ医(無い場合は保健所〈新宮保健所=電話0735-21-9630、新宮保健所串本支所=電話0735-72-0525〉)に電話の上、受診をお願いします。

 感染からの時間が短い場合や無症状の場合、感染していても抗原定性検査キットやPCR検査等で陰性と出る場合があります。陰性でも有症状が継続する場合は、安心しないで改善するまで療養を続けてください。

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■陽性者になったら?
 感染された場合、基本的には発症日から10日間自宅での療養(基礎疾患や年齢病状に応じ入院療養)となりますので、日頃から常備薬の確保、体温計、食料品等の備えをお願いします。

 自宅療養中に症状が急変悪化した場合は、すぐかかりつけ医(無い場合は保健所)に連絡をお願いします。

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■濃厚接触者になったら?
 患者の同居家族は、原則として全員が濃厚接触者になります。一般的には、発症2日前からマスク無し近距離での会話や運動、換気の良くない空間で長時間一緒だったなどが濃厚接触となります。屋外でもマスク無し近距離での喫煙所やバーベキューなどでの会話はかなり危険です。思い当たる方がいれば、保健所からの連絡を待たずに家族や職場などで自主的な対応をお願いします。

 濃厚接触者で症状が出た場合は、できるだけ早く保健所に連絡して指示を受けてください。

 医療、介護、障害者福祉、救急消防に携わる方は、特に健康管理に気を付けていただき、感染防御を行っていない時に患者と接触があった場合は、直ちに職場などに連絡して指示に従ってください。

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■濃厚接触者の待期期間等の変更
 政府の方針転換により、濃厚接触者の待機期間が原則7日から5日に短縮されました(BA・5では接触から発症まで平均2・3日と短くなったのが理由)。濃厚接触者は、原則5日間の自宅待機をお願いします。

 当面の間は、原則として濃厚接触者の全員検査は行わない方針(医療、介護、障害者福祉、救急消防従事者などを除く)で対応しています。

 保健所からの連絡が無くても、患者と最後に接触した次の日から原則5日目までは自宅待機し、さらに7日目まではできるだけ人との接触を避けて、ご自身の健康状態を注視くださるようお願いします。

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■PCR検査等期間延長
 和歌山県は、PCR検査等の無料化事業の期間を延長し、8月31日(水)まで実施している。対象は無症状で感染に不安のある人。

 新宮保健所管内でPCR検査等の無料化事業を実施している拠点(7月27日現在)は新宮市蜂伏の新宮薬剤師会会営薬局(電話0735-31-3510)と那智勝浦町朝日のなごみ薬局(電話050-3699-0753)。いずれも来店する際には事前に電話連絡を。少しでも症状がある場合は、無料検査ではなく直ちにクリニックを受診すること。また、感染していた場合でも、濃厚接触があったと考えられる直後の検査では正しい結果が出ない場合があるため、様子を見てから連絡を。

(熊野新聞 2022年7月29日付紙面より)